休日の午前中は二度寝(ときに三度寝以上)して寝不足を取り戻す
昼間に寝過ぎたため夜また眠れず、夜更かしする
僕は夜型人間として、朝型のために設計された社会システムの中で、学校の成績・仕事の成果に関わらず、「怠惰」のレッテルを貼られて生きてきました。
そのせいで(おかげで?)人よりも睡眠に興味があり、平積みされてる睡眠関連の本は大体読んできました。(これからも読む)
その中で、僕がまともな時間に寝て、起きられるようになった本、『睡眠こそ最強の解決策である』を紹介します。
今でも決して朝型とは言えませんが、平日も休日も、大体23-1時の間に寝て、6-8時の間に起きられるようになりました。しかも目覚ましなしで!
Microsoft創業者で世界一の富豪であるビル・ゲイツさんもこの本を賞賛しています。睡眠に関するオススメ本として一番最初に思い浮かぶのは、間違いなくこの本です!
本の構成
この本は4つのパートに分かれていて、基本的にはどこからつまみ読みしても良い内容になっています。もちろん前から順番に読んでも面白いです。
この本を手に取る人にとって、最も重要なのはPart 4だと思います。
しかしPart 1~3も、専門家の方が積み上げてきた研究、僕らが生きているより何百万倍も長い睡眠の歴史を、分かりやすい例えや簡単な事例から説明してくれて、睡眠に関する理解がとても深まります。
この本のオススメポイント
この本をオススメしたい理由は、5つあります。
- 手っ取り早く睡眠改善の方法が分かる
- 睡眠の優先順位が上がる
- 睡眠関連本の中で理論と実践のバランスが最高
- 専門家なのに話が面白い
- 睡眠本として金字塔
一つ一つ見ていきましょう。
オススメ①手っ取り早く睡眠改善の方法が分かる
細かい話は抜きにして、「睡眠を改善したい」という人のために、4章だけを読んでも理解できる作りになっています。
もっと言うと付録「健やかな眠りのための12のアドバイス」だけ読めば、今夜から睡眠改善が可能です。
とりあえず今日から睡眠改善のために何かしたい方は、まえがきだけ読んで付録に直行!
オススメ②睡眠の優先順位が上がる
睡眠不足(量も質も)がもたらす悪影響、逆に十分な睡眠がもたらす莫大な効用を専門家が紹介することで、「寝なきゃ!」と思えます。
「健康より大切なものはないが、健康は失ってから大切さに気づく」
僕も二度、4時間半で熟睡するだの、1日15分の睡眠を何回とるだの、ショートスリーパーになるための涙ぐましい努力をしましたが、なんで愚かだったのかと反省しています。
ショートスリープ信者の方は可哀想ですが、今からでも改宗した方が良さそうです。(彼らがどうなろうと僕の知ったこっちゃないですが笑)
オススメ③睡眠関連本の中で理論と実践のバランスが最高
この手の本では(誌面を稼ぐためか)知識をひけらかすかのように難しい言葉をろくに説明もなしに書いてある本もありますが、この本は理論と実践のバランスが最高です。
理論は理論として分かりやすい例えと一緒に説明した後、それが今夜の自分の睡眠とどう関係があるのか綺麗に繋がっていきます。
オススメ④専門家なのに話が面白い
例えや事例が多く、専門家の方の書く本としてはとても面白い部類に入ります。(話がつまらない方の専門家の方々にはスミマセンが、、)
話が面白いので専門的な話もスッと頭に入ってきて、人に聞かれた時も話を思い出せます。
オススメ⑤睡眠本として金字塔
この記事を書いている時点で発行から5年経っていて、この本よりも前にも後にも睡眠関連本は出版されていますが、未だにこれを上回る睡眠本はありません。少なくとも睡眠本コーナーを本屋に行くたびにチェックする僕が読んだ(日本の)本にはありません。(この本以外の睡眠本を書いた方々、スミマセン)
まとめ
僕が睡眠本でおすすめを聞かれたら間違いなくこの本を紹介します!(この本より後に睡眠本を出版した方々、申し訳ございません。。。)
そうは言っても、「夜型人間が朝早く起きることは不可能だし、世界の方を夜型に合わせてもらえるわけじゃないじゃん」「体力のあるうちに寝る間を惜しんで働く方が後で楽になれるから」という意見もあるかもしれません。
たしかに僕自身も高校/大学は朝一の授業は何度も諦めましたし、新卒の頃は平日朝5時半に起きなきゃなのに2時過ぎまで起きてて、土曜に死んだように寝てました。
しかしそのとき蓄積したダメージと今の自分が手に入れたものを比較すると、「ちゃんと寝てクリアな頭で戦っても同じだったのではないか、もしくはその方が全然良かったのではないか」と最近後悔してきています。
新卒の頃のストックは少しはあったかもしれませんが、この本を読んだ後に転職も二度の昇進も経験しました。何より、毎朝起きた時に「元気だ!」と感じるのがこんなに素晴らしいことだと知りました。
睡眠を軽んじている(これからもさらに軽んじていく)この国・この世界で、睡眠を大切にしている、それだけで差別化に繋がると思っています。
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この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
ダメだと分かっているけど夜中にずっとスマホをいじって、平日は毎日寝不足